棚にあげる

「どうして出来ないの?」
「なんで肝心な時に失敗するの?」
私はそんな言葉で彼のことを責めていました。
そしてその度に「ごめん」という彼。
そんな彼に苛立ちをも覚えていました。
私が彼を責める理由はどれも些細な事でした。
しかし、熟女な事でも「私が不愉快」だと思えば彼にそれを
ストレートに伝えていました。
彼と私の関係はどんどん
「召使と女王様」のような関係になりました。
私はただ偉そうにしているだけ。
彼は懸命に私のためにと尽力をつくしてくれる。
そんな関係に当たり前だと思うようになっていました。
ある時、自分の態度の悪さに気が付いたのは
友達の一言でも何でもなく、ある出会いを読んだ事が直接的なきっかけとなりました。
「私は自分が何も出来ない・・・そんな無力な部分を棚に上げて彼を責め続けていたんだ」
そう思うと一気に心が握りつぶされるかのように痛くなりました。
「我侭が過ぎたと反省してるんだ。ごめんね」
そう彼に言うと彼は笑って許してくれました。
笑って許してくれる・・・そんな大きな彼だからこそ私は
心を入れ替えてまた彼と恋愛を続ける事が出来たのだと思います。
そう考えてみると、「自分はさておき」「自分の事は棚に上げて」
パートナーに様々な注文をしていた事って多かったように思っています。
そう考えると反省です。

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